『偽善への挑戦 映画監督 川島雄三』

目次

アルバム

はじめに

作品解説（日活、東京映画[東宝]、大映）

｢愛のお荷物｣､｢あした来る人｣､｢銀座二十四帖｣､｢風船｣､｢洲崎パラダイス 赤信号｣､｢わが町｣､｢飢える魂（正・続篇）｣､｢幕末太陽傅｣､｢女であること｣､｢暖簾｣､｢グラマ島の誘惑｣､｢貸間あリ｣､｢人も歩けば｣､｢接吻泥棒｣､｢夜の流れ｣､｢赤坂の姉妹より 夜の肌｣､｢縞の背広の親分衆｣､｢特急にっぽん｣､｢女は二度生まれる｣､｢花影｣､｢雁の寺｣､｢青べか物語｣､｢箱根山｣､｢しとやかな獣｣､｢喜劇 とんかつ一代｣､｢イチかバチか｣

ファーストシーン＆ラストシーン

資料室

我が師匠（今村昌平）
「喜劇とんかつ一代」と上野（座談会）
川島雄三と喜劇（中央公論鼎談）

生誕百年に寄せて (川島ファンのエッセイ)

新谷泰造／飯塚昇任／筏丸けいこ／石島杏理／和泉淳子／加藤久徳／金子達郎／川地正敏／郡司昇／古林あらま／櫻井久美子／佐藤利明／佐藤満／篠原昌人／鈴木祐介／月永理絵／角尾宜信／野口悟／橋本好永／服部義博／平能哲也／南川義美／茂永友彦／山本勇二

作品・監督批評

断頌 川島雄三 ～寒い国からきた男～　　北村想
現代社会に通じる寓意を含んだ娯楽ミュージカルの傑作　　山田勝仁
〈日付〉が刻み込まれた映画一『グラマ島の誘惑』をめぐって　　内藤寿子
川島映画をエンディングから語る　そこに託したものは、果たして…　　定成寛
もうひとつの『わが町』　　木全公彦
かつて、川島雄三をモデルにした演劇があった　　小松杏里
大船調メロドラマと川島雄三の逸脱－『昨日と明日の間』を中心に　　ク・ミナ
しとやかな獣　～川島的ギミックの集大成　　藤岡啓
川島雄三監督による革新的なホームードラマ映画論　　加藤幹郎
人間的な、あまりに人間的な－川島映画の素晴らしき女たち　　斉藤綾子
映画監督・川島雄三再評価の動き－作品の不定型性と意図的破壊性－　　野田誠一

インタビュー＆講演再録

「一番好きな役者だ」これは私にとって宝物です　小沢昭一
映画の師匠と呼べるのは川島先生お一人です　山本邦彦
師匠・川島雄三を語る（講演再録）　藤本義一

シナリオ

「洲崎パラダイス　赤信号」　井手俊郎・寺田信義
「雁の寺」（撮影台本）　　　舟橋和郎・川島雄三

年譜